マイナンバーカードと障害者手帳の連携メリット

みなさん、こんにちは。
就労継続支援A型事業所ONE STEP利用者のヒラヤマです。
ヒラヤマは今、猛烈に怒っていることがあります!
米が高い、物価高騰が酷い、酷暑なうえに夏が長過ぎる……などなど、積もりに積もった不満は数多くあります。ですが、そのなかでも前々から思っていたこと。それは、

「障がい者手帳が不便すぎるッ!」
キャッシュレス化などのデジタル化が進む今、私たちの生活はどんどん便利になっています。
それなのに、いつまで経っても障がい者手帳は、不便なまま。
ヒラヤマが障がい者手帳の気に入らないところは、いくつもあります。
- 令和の時代になっても障害者手帳が紙のまま
- 未だに有効期限は印鑑で更新
- ビニールシートのカバーに入れると、インクが写ってしまう
- 古い写真を更新できずに持ち歩かなきゃいけないのが嫌
正直、人前で障害者手帳を提示するときに抵抗感があるんですよね……。
でも、文句ばっかり言ってても仕方ありません。
実は最近、障害者手帳の“紙っぽい不便さ”を解消してくれる仕組みができてきています。
それが、障害者手帳とマイナンバーカードとの紐づけです。
この仕組みを使えば、役所での手続きや福祉サービスの申請のときに、わざわざ手帳を出さなくてもマイナンバーカード1枚で確認が済む場面が増えてきます。
持ち歩きの負担が減ったり、提示への抵抗感も和らいだりと、「あ、これは助かる」と思える場面がきっと出てくるはずです。
ここからは、マイナンバーカードと障害者手帳の役割や紐づけの方法、実際に利用してみて感じるメリットなどについて、順番に解説していきます。
障害者手帳とマイナンバーカード、それぞれの役割

それぞれの特徴を押さえておくと、紐づけの便利さもよくわかります。
さっそく比べてみましょう。
障害者手帳 | 障害のあることを証明するための手帳種類は「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の3つで、医療費助成や交通機関の割引、福祉サービスを利用する際に必要です |
マイナンバーカード | 12桁のマイナンバーが記載された顔写真付きカード。 本人確認書類として使えるほか、行政手続きやオンライン申請でも活躍します。 |
マイナンバーカードと障害者手帳の紐づけの方法

マイナンバーカードと障害者手帳を紐づける手順は、とても簡単です。
スマホやパソコンからできる方法と、役所の窓口で行う方法があります。
それぞれ順番に見ていきましょう。
A.マイナポータルを使ったオンライン手続き
STEP0 | ※自治体によって対応状況は異なるので、事前に確認しましょう。 |
STEP 1 | スマホまたはパソコンでマイナポータルにアクセス |
STEP 2 | マイナンバーカードを読み取り、ログイン |
STEP 3 | 「障害者手帳情報の連携」メニューを選択 |
STEP 4 | 自治体が発行した情報や認定番号を入力 |
STEP 5 | 登録完了後、マイナポータル上で障害者手帳の情報を確認可能に |
B. 自治体窓口での申請
スマホやパソコン操作が苦手な場合は、役所の窓口でも申請できます。
窓口で「障害者手帳とマイナンバーカードを紐づけたい」と伝えれば、担当者が手続きを案内してくれます。
障害者手帳とマイナンバーカードを紐づけて
便利になった利用者の声

ここからは、実際に障害者手帳とマイナンバーカードを紐づけた方の声をご紹介します。
体験談を通して、どんな場面で便利さを感じられるのか、イメージがわきやすくなると思います。

【役所の手続きがスムーズに】
「これまでは手帳を持って窓口に行くたびにコピーを取ったり提示したりしていました。でも、マイナンバーカードと紐づけてからは、必要な情報がすぐに確認できるので、手続きが短時間で終わるようになって助かっています。」

【証明書の持ち歩きが不要に】
「外出するときに、障害者手帳を忘れないように気を使っていました。
今はマイナンバーカードがあれば代わりに確認してもらえるので、荷物も気持ちも軽くなりました。」

【オンライン申請が楽になった】
「以前は、福祉サービスを申請するためにわざわざ役所に行っていました。
マイナポータルで障害者手帳の情報が確認できるようになったおかげで、オンライン申請がスムーズにできるようになり、時間も体力も節約できています。」

【本人確認がスピーディー】
「病院や支援機関で証明が必要なとき、手帳と一緒に身分証も提示しないといけませんでした。でも、マイナンバーカードと一体化されたことで、一枚で済むのがとても便利です。」

【安心感が増した】
「障害者手帳を持ち歩くのは紛失が心配でした。マイナンバーカードと連携したことで、必要なときに安全に確認してもらえるので安心です。セキュリティ面でも信頼できるようになりました。」
よくある質問(FAQ)

ここでは、障害者手帳とマイナンバーカードの紐づけについて、よくある疑問をまとめました。
気になるポイントがあるか、まずはチェックしてみてくださいね。

「紐づけにお金はかかりますか?」

「紐づけ手続き自体は無料です。
ただし、マイナンバーカードの新規発行や更新には手数料がかかる場合があります」

「紐づけ後に情報を変更できますか?」

「はい、マイナポータルや自治体窓口で変更できます。
手帳情報が変わったときも同じ手順で更新可能です」

「紐づけをしないと困りますか?」

「必須ではありません。
でも、紐づけをしておくと手続きがスムーズになり、手帳を持ち歩く手間も減るので便利です」

「全国どこでも使えますか?」

「まだ全国対応ではありません。
自治体によって対応状況が違うので、事前に確認しておくと安心です」

「個人情報は安全ですか?」

「マイナンバー制度の厳重な管理下で扱われます。
ただし、情報の取り扱いには注意が必要です。
公式サイトや窓口で確認しながら手続きを進めましょう」

「手帳を持っていなくても手続きできますか?」

「申請には手帳情報が必要なので、紐づけ前は手帳が必要です。
紐づけ後はマイナンバーカードだけで手続きできる場面が増えます」

「紛失したときはどうすればいいですか?」

「マイナンバーカードを紛失した場合はすぐに市区町村や警察に届け出ましょう。紐づけ情報も一緒に確認・再設定することができます」
沖縄でも進化する! 障害者手帳とマイナンバーカードの
連携で生活がもっと便利に

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
最初に「障害者手帳が紙で不便!」と愚痴をこぼしましたが(笑)、紐づけをすることで、その不便さを少しずつ解消できることがおわかりいただけたと思います。
実際に沖縄県をはじめ、各地でマイナンバーカードを使った医療費助成や福祉サービスの簡素化が広がっています。
那覇市重度心身障がい者医療費等助成制度 | |
対象者 | 身体障害者手帳1級・2級の方、療育手帳Aの方、または精神障害者保健福祉手帳1級の方などで、那覇市に住所がある方が対象となります。 |
助成の範囲 | 医療保険が適用される医療費の自己負担分から一部負担金を差し引いた金額が助成されます。 |
マイナンバーカードの活用 | 【医療機関窓口での手続きの簡素化「受給者証」が不要に】 那覇市では「那覇市重度心身障がい者医療費等助成制度」の受給者を対象に、一部の医療機関や薬局で、マイナンバーカードを医療費助成の「受給者証」として利用できるようにしています。 オンラインでの資格確認: マイナンバーカードを提示することで、顔認証などを使ってオンラインで受給資格が確認できるため、これまでの受給者証を提示する手間がなくなります。 関連情報の確認の利便性向上マイナポータルを通じて、自身の医療情報や医療費の助成状況などを確認できるようになります。 |
URL |
まだまだ発展途上ではありますが、「手帳を出すのがちょっとイヤだな」と感じているヒラヤマのような人間にとっては、かなりありがたい変化です。

「ちょっと便利になったな」

「思ったより手続きがラクだったかも」
そんな小さな実感の積み重ねが、日常生活の安心や快適さにつながっていきます。
もしまだ紐づけをしていない方は、ぜひ一度試してみてくださいね。